看護学部

臨地実習

病気だけでなく、それらを抱える“人”をみる
そのための臨地実習

臨地実習

Point01.実習はすべて新潟市内やその近郊の主要病院

臨地実習は、高度な医療技術と最新の設備で評価が高い新潟市内の主要病院で行われます。質の高い看護を肌で学べる経験がキャンパスから通いやすい環境でできるのは、新潟市中心部にある本学ならではの特徴です。

Point02.臨地実習は教員1人につき学生5~6人を担当

はじめて現場に立つときは緊張や不安がともなうものですが、本学では、学生5~6人に1人の教員が同行し、わからないことや困ったことなどの問題にその場で対応。毎日の振り返りを教員と行うことで学びを深めます。教員は、実習で様々な体験を積み重ねていくときのこころの支えになるはずです。

青陵ならではの実習

  • 地域健康支援実習Ⅲ

    地域健康支援実習Ⅲ

    退院調整看護師とともに退院カンファレンスや家族との面談に同席し、患者・家族の相談や多職種連携の実際を体験します。在宅療養への移行に向け入院中に何をすべきか、連携の場面で看護師に期待されていることは何かなど、視点を拡大して患者さんの暮らしを支える看護について学ぶことができます。地域包括ケア時代には柔軟で、より患者中心の看護が求められることが実感できる実習です。

  • 公衆衛生看護実践論Ⅰ・Ⅱ

    公衆衛生看護実践論Ⅰ・Ⅱ

    地域に暮らす人々の健康課題に対応した看護活動を学ぶために、学内演習に加え臨地実習を行います。実際に地域を巡ったり家庭に伺ったりしながら、人々の暮らしと健康との関連を広い視野で捉える力を養います。

  • リプロダクティブヘルスケア実習Ⅰ

    リプロダクティブヘルスケア実習Ⅰ

    思春期のこころとからだの成長発達の支援として、高校で『思春期の性』について授業をします。まずはミニゲームで高校生と仲良くなります。その後○×クイズを盛り込んだ性についての講義、男女交際については劇をしながら高校生と一緒に考えます。最後は助産師をめざした動機、分娩に立ち会って感動したこと、自分自身を大切にすることなど、一人ひとりが高校生へ自分の思いをメッセージにして伝えます。

  • 発達支援実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

    発達支援実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

    発達支援実習は、養護教諭志望の学生を対象とした実習です。Ⅰは新潟市の特別支援学校、Ⅱは新潟青陵高等学校、Ⅲは新潟市内の小・中学校で実習を行います。学校というフィールドで、様々な発達段階の子どもと関わることができます。

学生の声

成人看護学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

看護学科 4年 石井 茜さん

看護学科 4年
石井 茜さん
新潟県 新潟明訓高校出身

患者さんとどう関わるか
成人看護学実習では、急性期と慢性期の患者さんを受け持たせていただきました。どちらの方もがんを患っていましたが、症状や個別性によって必要な看護は異なります。急性期の患者さんは手術前後の展開がとても早く、からだやこころの状態の変化に対応できるよう、あらゆる知識による判断、そして不安な思いへの傾聴や寄り添いが大切であることを学びました。退院支援を行うにあたって、退院後の生活に何が必要かを見出せずにいた際、担当看護師の方から「患者さんと一緒に日常の生活の実際を行ってみては?」との助言を受け、患者さんと院内を歩いたり、階段の上り下りをしました。すると少しの勾配や昇降で息切れをされ、血液中の酸素量も下がり、疲れやすいことがわかったのです。退院後の課題が見え、自分でパンフレットをつくり、息切れした際の呼吸法や呼吸筋のストレッチを指導しました。この経験から、実際に患者さんの目線に立つことの重要性を学びました。
青陵では主要な病院で実習を経験できます。患者数や入退院の入れ替わりが多い環境でのスムーズなケア、ケアマネジメントについて学べたことは貴重な経験となりました。

地域看護学実習

看護学科 4年 青栁 駿介さん

看護学科 4年
青栁 駿介さん
新潟県 三条東高校出身

“地域に暮らす人”に目を向ける
地域看護学実習では、子どもからお年寄りまで幅広い年代の方と関わりながらニーズを把握し支援につなげていくことが大切だと学びました。保健センターでは乳幼児健康診査で母子と関わったり、高齢者の健康教育を担当しました。乳幼児健康診査では笑顔で接することで、お母さんも子どももリラックスしてこころを開いてくれるようになり、そこから健康課題の見きわめにつなげる大切さを学びました。健康教育では説明のみではなく劇やクイズを使った参加型を取り入れたり、自宅でも確認できるパンフレットをつくるなど、相手に合わせた工夫が必要だと学びました。
いくつかの実習を経験し、病院での実習は“患者さん”と向き合う日々でしたが、地域看護学実習では“そこに暮らす人”に目を向け、地域の人々とどう関わっていくべきなのかを学ぶことができました。

  • ※2018年度から「公衆衛生看護学実習Ⅰ・Ⅱ」に変更になる予定です。

助産学実習

看護学科 4年 瀧田 野茂子さん

看護学科 4年
瀧田 野茂子さん
新潟県 新発田高校出身

振り返りから得られるもの
私は実習で陣痛の状況や内診所見、産婦さんの表情や訴え、赤ちゃんの様子などの情報を総合的にアセスメントしてケアにつなげることの難しさや声掛けの大切さを学びました。出産に至るまでの産婦さんの背景は様々で、1回のお産が最初で最後になる方もいらっしゃいます。しかし私は産婦さんの状況を見ながら呼吸法などの声掛けをすることが苦手で、分娩介助が終わってから反省することが多くありました。ある分娩の振り返りの際に指導助産師の方からいただいた「それぞれの産婦さんの背景や思いを考えて、産婦さんに良いお産だったと思ってもらえるように自分のできることは何でもしてあげたいと思う。声掛けなら学生でもすぐにできる」というアドバイスが悩んでいた自分に強く印象に残り、その後は特に心がけて声掛けをするようにしたことを覚えています。
できないことは多かったですが、指導助産師の方からのアドバイスでわからないことが具体的に理解できるようになり乗り越えられたことがたくさんありました。

養護実習

看護学科 4年 山崎 愛実さん

看護学科 4年
山崎 愛実さん
新潟県 長岡大手高校出身

声掛けひとつで人は変わる
4年次春に小学校、秋に中学校へ実習に行きました。小学校での実習の際、ハードルの練習で転倒しケガをした子どもが保健室に来室しました。恐怖から跳ぶ勇気を失っていた彼にどう声をかければ良いか悩みましたが、私も陸上部だったのでその当時の経験談を交えながら「大丈夫だよ」と寄り添い、自信をもって楽しめるよう声掛けをしました。再びがんばる姿を見たときはうれしかったです。中学校での実習では、こころの健康問題を抱え、それを身体症状として訴える生徒もいました。そのような生徒に対応するため、実習先の養護教諭は、どんなに忙しくても休み時間は事務作業をせず、生徒が保健室に入りやすい環境を整えていました。また朝のあいさつ運動の際も、昨日来室した生徒の様子を表情や声色から確認していました。小さな変化も見逃さない養護教諭の役割とその重要性を知りました。
青陵には現場経験豊富な先生方がいます。看護の実習からも多くのことを学びます。将来子どもたちが病気になることのないよう生活習慣の大切さを伝えていきたいです。